革へのこだわり

動物からとった「皮(かわ)」は、そのままの状態では手袋には使用できません。
原皮を脱毛したり脂肪分を抜いたりして、長期間腐敗しない強度と柔らかさをもった革(かわ)を鞣(なめ)し、さらに剥いたり染色したりした後の「革」を使用します。
この「革」は動物の種類による違いはもちろんのこと、雌雄、年齢、生育環境、部位、鞣し工程などによっても色々な特徴・個性があります。
例えば腹部や関節内側は柔らかく、屈曲部には皺(しわ)があったり、血筋が残っていたり、背中や臀部は繊維の密度が高く厚く硬くなっています。
またその動物が育ってきた地域環境によっては、傷や痕があったりします。
これが、天然の「革」だけが持っている大自然の育てた永遠の魅力ともいえます。

image

原皮は各国のタンナーと直接契約し、高品質な原皮を安定して仕入れています。
鞣したり染めたりという、皮革に施すさまざまな加工に関してもこだわりを持っています。
革に染色をする際は出来るだけ革本来の風合いを損なわない様にしています。
また、柔らかなヌメリ感や自然なシボ感を損なわないように徹底した管理のされた革を仕入れています。

image

その様に徹底管理された革でも、呼吸をしている為裁断にも気を付けなければなりません。
革は冒頭にお話しした通り、部位によって硬さやシボ感、伸び感等様々です。
これを熟練した工員が適切な部位を使用して一つ一つ丁寧に型を抜いていきます。
これもしなやかな手袋を作るために欠かせない工程となります。

この様に様々なこだわりを経て、Swany Glovesが完成されます。

  • image
  • image
  • image