3フィンガーで袖の上から締められるグローブを検討していました。赤色はちょっと派手かなと思ってましたが、写真より現物の方が落ち着いた赤色で気に入りました。スキー用にデザインされているので握った時の操作感は非常に良いです。掌の皮は外縫いなので中で継ぎ目がゴロゴロと当たる感じがありません。ストックが当たる所は補強されてますが補強の皮は薄くて非常に柔らかいので、余分に厚くなっている感触はありません。それと補強の皮は表面が滑りにくいような質感で、一枚皮よりグリップしやすいです。アウターの内側は指が分かれて仕切があるので中でズレる事は無いです。手首のバックルが掌側に有るのも選ぶ理由の一つでした。甲側に有るとストックの手皮と干渉しますから。それと、余計な物が付いていると雪が溜まり易くなるので、なるだけ何も無い方が良いです。カタログには記載が有りませんが、親指の外側は質感の違う皮で、ここで鼻水を拭けます。ノーズワイプですね。登山用は割と付いてますが、スキー用はまちまちなのでカタログ表記したほうが良いと思います。ノーズワイプは選択要素になります。私はノーズワイプは必要です。リーシュコードがあるのも有り難いです。インナーも工夫されてます。モコモコですが掌側と指の間は甲より薄い生地なので指が曲げやすいです。操作性と防寒を両立した良いデザインだと思います。小さな事ですが、インナーにメーカー名のラベルが縫い付けてあるのですが、内側にはみ出ている所が手首に当たってガリガリするので、私はハサミで切り落としました。シェル素材にはゴアテックスもありますが、このネオシェルで充分過ぎる素材と思います。私のスキーウェアも同じポーラテック社のパワーシールドですが、全く問題ないです。雪山では防水性より防風性や通気性の方が大事です。縫い目にシームテープも有りませんが、中が濡れた事はありません。雪山にはしなやかなソフトシェルの方が向いていると思います。極寒で使って無いので分かりませんが、今まで持っていたグローブと比較しても、3フィンガーの方が暖かいはずですから、かなりの寒さに耐えられるように感じます。不満と言いますか、ロゴマークがかっこ悪いなあ。歴史のある会社は仕方がないですけどね。スキーグローブはファッションなので、アパレル感覚でスキー用だけでも別のロゴかブランドにしてみては如何でしょうか。